Her-2超低発現でもエンハーツが有効

アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)の2024年の年次総会が、シカゴのマコーミックプレイスの巨大な学会場で、2024年5月31日から6月4日まで開催されました。私も新型コロナウイルス感染症が発生する前は、ほぼ毎年、約20年間… Her-2超低発現でもエンハーツが有効 の続きを読む

新規乳癌治療薬 ターゼナについて

2024年2月に発行された「名医のいる病院2024」の雑誌で乳癌手術件数のランキングが出ました。これは、2022年の乳癌手術数に関して 日本全国の専門施設にアンケート調査を行った結果です。当院の手術数は778例で、がん研… 新規乳癌治療薬 ターゼナについて の続きを読む

新規乳癌治療薬トルカプ錠(AKT阻害剤)について

桜の季節もあっという間に終わりました。以前は、クリニックで大阪市西区の靱公園に花見に行っていましたが、コロナ禍の影響で最近は行えていないのが残念です。 今月のブログは、アストラゼネカ社から発売された 再発乳癌に対する新薬… 新規乳癌治療薬トルカプ錠(AKT阻害剤)について の続きを読む

マンモグラフィ検診の受診間隔は毎年が良い

2024年2月に医学雑誌「Radiology」に 米国における乳癌検診の受診間隔や、受診年齢に関する論文が発表されました。この論文は、米国のダートマス大学医学部放射線科のMonticciolo先生が発表したもので、結論は… マンモグラフィ検診の受診間隔は毎年が良い の続きを読む

トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について

ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下「ギリアド」)は、全身療法歴のある手術不能または再発のホルモン受容体陰性かつHER2陰性(HR-/HER2-)(トリプルネガティブ)乳癌治療薬として開発を進めている抗体薬物複合体&#8… トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について の続きを読む

運動と乳癌リスク

新年明けましておめでとうございます。このブログを読んで頂いてありがとうございます。今年は元旦早々に能登半島で大地震があり、未だに完全復旧はしていません。また翌日の1月2日には羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突… 運動と乳癌リスク の続きを読む

乳癌再発高リスク群に対するベージニオの長期成績

今年もあと10日も切って年の瀬も迫ってきました。 今月の院長ブログは、2023年10月20日から24日にスペイン、マドリードで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表された、乳癌に関する演題の中からベージニオ(CDK… 乳癌再発高リスク群に対するベージニオの長期成績 の続きを読む

乳がん診断から手術までの期間が生存率へ及ぼす影響について

乳癌と確定診断された後に、手術までの期間が予後(治療成績)に関係しているのかは以前から議論がされてきました。「Scientific Reports」誌の2023年7月26日号に発表された論文には、病理検査で乳癌と診断され… 乳がん診断から手術までの期間が生存率へ及ぼす影響について の続きを読む