米国テキサス州で開催された 第47回サンアントニオ ブレストキャンサーシンポジウムに参加して

2024年12月10日より12月13日まで、アメリカテキサス州 サンアントニオで開催されたサンアントニオ ブレストキャンサー シンポジウム(San Antonio Breast Cancer Symposium)に参加し… 米国テキサス州で開催された 第47回サンアントニオ ブレストキャンサーシンポジウムに参加して の続きを読む

乳癌治療の進歩により乳癌手術後の予後が改善

英国 オックスフォード大学の研究グループが、2024年10月にイギリスの有名な医学雑誌ランセットに「早期乳癌の再発リスク低減:1990年から2009年の臨床試験データ分析」というタイトルで発表しています。 近年、乳癌治療… 乳癌治療の進歩により乳癌手術後の予後が改善 の続きを読む

トロデルビ(サシツズマブ・コビテカン):トリプルネガティブ乳癌に対する革新的治療

ギリアド・サイエンシズ社から、かねて製造販売承認の申請がされていた トロデルビ の申請が通り製造販売承認が得られました。トロデルビの⼀般名はサシツズマブ・ゴビテカンという薬剤です。マブと⾔う名前が⼊っているので、抗体薬の… トロデルビ(サシツズマブ・コビテカン):トリプルネガティブ乳癌に対する革新的治療 の続きを読む

アメリカでの乳がん死亡率低下の要因

9月も半ばを過ぎても、まだまだ暑い日が続きます。30℃越えは当たり前で、驚く減少ではなくなりました。9月22日の秋分の日を過ぎてようやく少し涼しくなりました。 今月は アメリカで近年乳がん死亡率が低下している原因について… アメリカでの乳がん死亡率低下の要因 の続きを読む

日常生活のリスクが乳癌術後のリンパ浮腫に及ぼす影響

今月の院長ブログは、乳癌手術後のリンパ浮腫についてお話しをします。 私が医師になった1970年代は、乳癌の手術は乳房切除術に腋窩リンパ節郭清が標準の手術でした。その後1990年代になり、日本でも乳房温存手術が施行されるよ… 日常生活のリスクが乳癌術後のリンパ浮腫に及ぼす影響 の続きを読む

第32回 日本乳癌学会学術総会

毎月院長ブログを書いていますが、今回は月末の締め切りに間に合わず、8月になってからのブログの更新になってしまいました。2024年7月11日から13日まで 仙台市で開かれた第32回 日本乳癌学会学術総会 について書かせて頂… 第32回 日本乳癌学会学術総会 の続きを読む

Her-2超低発現でもエンハーツが有効

アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)の2024年の年次総会が、シカゴのマコーミックプレイスの巨大な学会場で、2024年5月31日から6月4日まで開催されました。私も新型コロナウイルス感染症が発生する前は、ほぼ毎年、約20年間… Her-2超低発現でもエンハーツが有効 の続きを読む

新規乳癌治療薬 ターゼナについて

2024年2月に発行された「名医のいる病院2024」の雑誌で乳癌手術件数のランキングが出ました。これは、2022年の乳癌手術数に関して 日本全国の専門施設にアンケート調査を行った結果です。当院の手術数は778例で、がん研… 新規乳癌治療薬 ターゼナについて の続きを読む