トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について

ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下「ギリアド」)は、全身療法歴のある手術不能または再発のホルモン受容体陰性かつHER2陰性(HR-/HER2-)(トリプルネガティブ)乳癌治療薬として開発を進めている抗体薬物複合体&#8… トリプルネガティブ乳癌に対する新規治療薬 サシツズマブ ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)について の続きを読む

運動と乳癌リスク

新年明けましておめでとうございます。このブログを読んで頂いてありがとうございます。今年は元旦早々に能登半島で大地震があり、未だに完全復旧はしていません。また翌日の1月2日には羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突… 運動と乳癌リスク の続きを読む

乳癌再発高リスク群に対するベージニオの長期成績

今年もあと10日も切って年の瀬も迫ってきました。 今月の院長ブログは、2023年10月20日から24日にスペイン、マドリードで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表された、乳癌に関する演題の中からベージニオ(CDK… 乳癌再発高リスク群に対するベージニオの長期成績 の続きを読む

乳がん診断から手術までの期間が生存率へ及ぼす影響について

乳癌と確定診断された後に、手術までの期間が予後(治療成績)に関係しているのかは以前から議論がされてきました。「Scientific Reports」誌の2023年7月26日号に発表された論文には、病理検査で乳癌と診断され… 乳がん診断から手術までの期間が生存率へ及ぼす影響について の続きを読む

乳癌診療における病理検査の重要性

乳癌診療において正確な診断と適切な治療計画の策定は極めて重要です。乳癌の画像診断と並んで乳癌の病理検査は、診断の確立から治療法の選択、予後の評価までの多くの段階で不可欠な役割を果たしています。今月のブログでは、乳癌診療に… 乳癌診療における病理検査の重要性 の続きを読む

オンコタイプDXの保険収載について

乳腺科医が待ち望んでいたオンコタイプDXが、2023年9月1日から保険収載(健康保険を使って検査ができる)されることになりました。オンコタイプDXは多遺伝子アッセイと呼ばれ、乳癌の腫瘍組織の21個の遺伝子を検査することに… オンコタイプDXの保険収載について の続きを読む

マンモグラフィ検診に乳腺エコーを追加するメリット

当院では医局会が毎週火曜日に開催され、その際に抄読会と呼ばれる勉強会があります。最近の英語の論文で、当院の診療に関係する論文を医師の皆さんに紹介する会です。 2023年6月13日が私の当番で、2023年5月1日のJour… マンモグラフィ検診に乳腺エコーを追加するメリット の続きを読む