乳癌診療における放射線治療の役割

乳癌の治療は、病期や患者の個別の状態に合わせて多岐にわたります。その中でも放射線治療は、温存術後、乳房切除術後、また再発乳癌や転移性病変に対して重要な役割を果たします。今回は、これらの治療状況における放射線治療の役割につ… 乳癌診療における放射線治療の役割 の続きを読む

乳癌診療における病理検査の重要性

乳癌診療において正確な診断と適切な治療計画の策定は極めて重要です。乳癌の画像診断と並んで乳癌の病理検査は、診断の確立から治療法の選択、予後の評価までの多くの段階で不可欠な役割を果たしています。今月のブログでは、乳癌診療に… 乳癌診療における病理検査の重要性 の続きを読む

オンコタイプDXの保険収載について

乳腺科医が待ち望んでいたオンコタイプDXが、2023年9月1日から保険収載(健康保険を使って検査ができる)されることになりました。オンコタイプDXは多遺伝子アッセイと呼ばれ、乳癌の腫瘍組織の21個の遺伝子を検査することに… オンコタイプDXの保険収載について の続きを読む

マンモグラフィ検診に乳腺エコーを追加するメリット

当院では医局会が毎週火曜日に開催され、その際に抄読会と呼ばれる勉強会があります。最近の英語の論文で、当院の診療に関係する論文を医師の皆さんに紹介する会です。 2023年6月13日が私の当番で、2023年5月1日のJour… マンモグラフィ検診に乳腺エコーを追加するメリット の続きを読む

最近投与可能になった術後補助療法の経口治療薬

今月は最近1年半の間に術後補助療法として使用可能になった、3種類の経口剤についてお話をします。この3種類の薬剤はCDK4/6阻害剤のベージニオ、BRCA1/2遺伝子異常の患者さんに使用するリムパーザ、そして経口の5FU系… 最近投与可能になった術後補助療法の経口治療薬 の続きを読む

乳癌治療におけるコンパニオン診断について

今月のテーマは乳癌治療におけるコンパニオン診断についてお話しをします。コンパニオン診断という言葉は聞き慣れない言葉だと思いますので簡単に説明させて頂きます。 乳癌治療におけるコンパニオン診断とは、患者さんの乳がん細胞に存… 乳癌治療におけるコンパニオン診断について の続きを読む

エンハーツの適応拡大について

2022年7月の院長ブログで、Her-2(ハーツー)陽性乳癌の治療の進歩と言うタイトルでブログを書いています。ハーセプチンに始まり、いろんな抗Her-2薬について書いています。また2022年11月のブログでは、エンハーツ… エンハーツの適応拡大について の続きを読む