当院の予約システムと大谷翔平選手
今月は、当院の予約システムについて話してみたいと思います。
大阪市福島区野田の本院では乳腺外来、乳癌検診、婦人科診察、形成外科診察、新型コロナウイルスのワクチン接種のネット予約ができるようになっています。
ネット予約は2020年5月くらいより始まりました。この予約システムの導入には、かなりの苦労と労力がかかりました。開院後4-5年して(おそらく2010年頃)あるベンチャーのIT企業に開発を依頼して1年経ち、2年経過しても、なかなか開発状況の途中経過を教えてもらえませんでした。その後、契約から3年ぐらい経過して、結局開発はできませんと言う返事をいただきました。
当院の予約システムは、医師別(現在診察室5診あります)、再診、初診の違いや、画像検査の有無、また、乳腺科以外の婦人科、形成外科、新型コロナウイルスのワクチン接種等、いろんな予約パターンがあります。
そのために、当院のような多くの診察室がある診療体制に、予約システムを作ることはまず不可能に近いと思っておりました。しかしこのような条件に対処している医療機関を見つけました。この医療機関は神戸市内にある甲状腺専門の隈病院です。隈病院には何人か知り合いの医師もおり、病院に問い合わせを行いました。システム管理の人達からもアドバイスをいただいて、隈病院が採用している、神戸市内のIT 企業で アットリンクという会社に開発を依頼しました。
実績のある企業だったので、開発には少し時間がかかりましたが、当院が希望するような予約システムを作成していただきました。
実際に私もスマートフォンから予約を試しましたが、非常に簡単に予約できるようになっています。電話予約だと診察時間の時間帯しか予約を受け付けることができず、患者さんの皆様にはご不便をかけておりました。
初診、再診、検診を問わず当院の予約は便利なインターネット予約でお願いしたいと思います。
当院の分院である大阪ブレストクリニック学園前や、大阪ブレストクリニック梅田イーマでは別の予約システムを使っています。学園前では、アイチケットと呼ばれる予約システム、梅田イーマでは医者どこネットという予約システムを使っています。分院は診察室が1室で検診、診察(初診、再診)のみなので複雑な予約システムは必要としないために、上記2社の予約システムを使っています。本院2階の外来フロアには、次回予約のためのタッチパネルで予約できる機器を2台導入しています。次回予約もぜひ、このタッチパネルを使用して予約をしていただければ幸いです。
話は全く変わりますが、大リーグのエンゼルスの大谷翔平選手が、日本時間で2021年11月19日アメリカンリーグの最優秀選手(MVP)を受賞しました。これは日本人では2001年イチロー選手以来の受賞で、今回は満票での受賞となりました。この満票は大リーグの30人の記者全員が大谷選手を1位に指名した快挙です。また大谷選手は国民栄誉賞の受賞を打診されたそうですが、早すぎると辞退したそうです。この頃政府はスポーツで活躍した選手に対してすぐに国民栄誉賞をあげたがるようです。この対応には政治的な思惑を強く感じます。大谷選手の国民栄誉賞の辞退は、大谷選手らしさを感じました。